VDT作業による健康障害への対策
*VDT作業を行う上でのPOINT*
1.定期的な休憩
   ・1回の連続作業時間は50分以下に。
   ・50分の作業に対し、10分以上の休憩を。
   ・1日の合計作業時間は4時間以下に。
     →5時間を超えると、抑うつ状態になりやすく、
      4〜5時間が臨界点と言われています。
     →男性より女性の方が抑うつ状態になりやすいと
      言われています。
2.体操
   ・休憩時間には体操を。
   ・体を動かし、緊張をほぐす。
     →軽くストレッチをしたり、目の運動をしましょう。
3.受診
   ・健康診断を受け、健康障害を防ぎましょう。
4.めがね・コンタクト
   ・メガネやコンタクトをしている人は、定期的に検査を行い、
    きちんと度のあっているものを使用して下さい。
     →目の障害の因子になり得ます。
 
*作業環境*
1.配置
  ・目線と窓とが平行になるような配置にします。
   →できない場合は窓からの光をブロックしましょう。
      カーテン/ブラインドなど。
2.光環境
  ・室内はできるだけ明暗対照が著しくなく、眩しさを感じない
   程度の明るさに。
  ・キーボード面の照度は300〜1000ルクス
  ・ディスプレイには、画面の反射をさえぎるフィルターの使用
  ・ディスプレイの照度は500ルクス以下に。
    →画面・書類・キーボード面の明るさと周辺の明るさは、
     あまり差がないようにすること。
  ・グレア防止
    →作業者の視野内に高輝度の照明器具・窓・壁面や点滅
     する光源等がなく、ディスプレイ画面にこれらが映りこま
     ないような場所に設置すること。
3.ワークステーション
  @椅子
   ・安定していて、容易に移動できるもの。
   ・床からの高さが35〜45cmの範囲で調節可能なもの。
    →椅子の高さは、0.23×身長 が最も適切である。
   ・適切な背もたれ・肘掛けのあるもの
  A机
   ・作業面はVDT作業に必要なものが適切に配置できる広さ
   ・脚周りの空間が作業中に窮屈でないこと。
   ・高さは、高さが調節できるものでは、60〜75cmのもの
         高さが調節できないものでは、65〜70cmのもの
4.その他
   ・視線はやや下向きに
    →ディスプレイの上・・・10°
     ディスプレイの下・・・30°
   ・ディスプレイまでの距離は40〜70cm程度
   ・手首を机につけてキーボードをタッチする。
   ・キーボードは軽くタッチする。
   ・背筋を伸ばし、背中は背もたれにつくように。
   ・肘・膝の角度が90°になるような姿勢がよい。